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2011.05.05 Thursday
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2006.05.15 Monday
こんにちは
日本の椎間板ヘルニアの罹患率は約1%だという。(20代〜40代に多い)
人口が1億2千万人として120万人ですね。
この120万人という数字、
これだけ見ればとても多いですよね。
しかし裏を返せば圧倒的多数の99%の人が椎間板ヘルニアではないということになります。
うーん、こう見ると
椎間板ヘルニアの原因が老化による椎間板の劣化だ
と一概に決め付けるわけにもいきませんね。
実はですね。
椎間板ヘルニアには原因になる遺伝子というものがあるらしいんです。
それはCILP(cartilage intermediate layer protein)というタンパク質です。
去年理化学研究所が世界で初めて発見したらしい。
それによると、
椎間板には軟骨基質の成長を促すTGF-βという成長因子があって、
CILPがそれと結合すると軟骨基質を生み出す働きを抑制してしまうらしいんです。
そして椎間板ヘルニアの患者を実際に調べて見るとCILP(Thr型のCILP)が多くあり、
重症患者ほどその量も多いんだそうです。
椎間板の変性の強い部分に特にたくさんCILP(Thr型のCILP)が多いということも分かったらしい。
椎間板ヘルニアの人にとってはにっくきCILPと言いたいところでしょう。
でも、事はそんな単純ではないんです。
このCILP、
実はなくても困るらしいんですね。
つまりこういことなんです。
椎間板というのは様々なストレスにより日々傷害を受け、その軟骨細胞や基質は減少していきます。
これは仕方のないことで2足歩行の宿命と言えます。
でも人間の体はそれを再生させる機序が備わっている、
先にも言ったTGF-βというタンパク質(?)がその主役になるわけです。
これが軟骨細胞を分化させ基質の産生を促し、椎間板が補修されるわけなんですね。
しかし、TGF-βという成長因子だけだと困りますよね、
だってそればかりが働いてしまうと軟骨が増え過ぎてしまうという事態もあり得るわけですから。
その抑制するもの
それがCILPというわけです。
CILPというのはTGF-βの調整役なんですね。
椎間板ヘルニアはその調整がうまくできずに招いてしまう疾患、
つまり
Thr(スレオニン)型のCILPがくっ付いてしまうことによりTGF-βが十分に働けず、
椎間板が変性してしまいヘルニアになってしまうというわけです。
軟骨組織にもこんなメカニズムが働いているとはね、
最後に理化学研究所はこう結んでいます。
椎間板を維持するメカニズムが明らかになり、椎間板ヘルニアの画期的な治療法およびその治療薬の開発が大きく進むものと期待されます。
考えてみれば骨や筋肉や神経などなど・・
人体のあちこちがそんな拮抗的作用のバランスで成り立っているような気がします。
体ってすごいと思いません? いつもランキングにご協力ありがとう!
日本の椎間板ヘルニアの罹患率は約1%だという。(20代〜40代に多い)
人口が1億2千万人として120万人ですね。
この120万人という数字、
これだけ見ればとても多いですよね。
しかし裏を返せば圧倒的多数の99%の人が椎間板ヘルニアではないということになります。
うーん、こう見ると
椎間板ヘルニアの原因が老化による椎間板の劣化だ
と一概に決め付けるわけにもいきませんね。
実はですね。
椎間板ヘルニアには原因になる遺伝子というものがあるらしいんです。
それはCILP(cartilage intermediate layer protein)というタンパク質です。
去年理化学研究所が世界で初めて発見したらしい。
それによると、
椎間板には軟骨基質の成長を促すTGF-βという成長因子があって、
CILPがそれと結合すると軟骨基質を生み出す働きを抑制してしまうらしいんです。
そして椎間板ヘルニアの患者を実際に調べて見るとCILP(Thr型のCILP)が多くあり、
重症患者ほどその量も多いんだそうです。
椎間板の変性の強い部分に特にたくさんCILP(Thr型のCILP)が多いということも分かったらしい。
椎間板ヘルニアの人にとってはにっくきCILPと言いたいところでしょう。
でも、事はそんな単純ではないんです。
このCILP、
実はなくても困るらしいんですね。
つまりこういことなんです。
椎間板というのは様々なストレスにより日々傷害を受け、その軟骨細胞や基質は減少していきます。
これは仕方のないことで2足歩行の宿命と言えます。
でも人間の体はそれを再生させる機序が備わっている、
先にも言ったTGF-βというタンパク質(?)がその主役になるわけです。
これが軟骨細胞を分化させ基質の産生を促し、椎間板が補修されるわけなんですね。
しかし、TGF-βという成長因子だけだと困りますよね、
だってそればかりが働いてしまうと軟骨が増え過ぎてしまうという事態もあり得るわけですから。
その抑制するもの
それがCILPというわけです。
CILPというのはTGF-βの調整役なんですね。
椎間板ヘルニアはその調整がうまくできずに招いてしまう疾患、
つまり
Thr(スレオニン)型のCILPがくっ付いてしまうことによりTGF-βが十分に働けず、
椎間板が変性してしまいヘルニアになってしまうというわけです。
軟骨組織にもこんなメカニズムが働いているとはね、
最後に理化学研究所はこう結んでいます。
椎間板を維持するメカニズムが明らかになり、椎間板ヘルニアの画期的な治療法およびその治療薬の開発が大きく進むものと期待されます。
考えてみれば骨や筋肉や神経などなど・・
人体のあちこちがそんな拮抗的作用のバランスで成り立っているような気がします。
体ってすごいと思いません? いつもランキングにご協力ありがとう!
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テンペには血管を強くしたり、老化を防ぐ効果があると言われてきましたが、糖尿病予防・改善も期待できそうです。
広い大地へ健康的な生活へ | 2006/07/07 12:08 AM
健康に近道なし!健康法は無理なくこつこつと!あなたに合った健康法を見つけましょう!
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簡易ヨガは毎日しているので続けていこうと思います。
ありがとうございます☆
あと猫背にこだわらず背骨の柔軟性を高めるという方向で行ったほうがいいと思いますよ。
S字カーブとか言っても正しい湾曲なんてありませんから。個人個人みんな違います。
部分より全体を見ましょう。
やるならヨガがいいのでは?
文字通り「猫のポーズ」なんてお勧めです!(^^)
でも、猫背(背骨を正しく湾曲)にする体操やストレッチって探してますが、ないものですね・・・
猫のよにま〜るく丸められる日が来たら、海復帰です♪
なんとかよい方法見つけて、頑張りたいと思います、
このブログに興味を持ってくれてとても嬉しいです。
何かお役に立ちましたか?
ところで猫背になりたいとはめずらしいですね。
程度にもよりますが自分で歪みを直すにはやる気と時間が必要です。
まだお若そうなんで大好きなsurfingをやるためにもあまり滅入らないで下さいね。(^^;
ちなみに僕は昔、大好きなウインドサーフィンがうまくなりたくて真向法を始めたわけです。
おかげで思っても見なかった体癖も変えることができたんです。
lautさんも頑張って欲しいですね。(^^)
平背(とくに脊椎2番が凹でいる)・ストレートネックと頚椎ヘルニアなので、整体だけでなく自分の呼吸や体操でも、まあるい猫背にならないものかしら?
と調べているうちにkeiさんのblogに来ちゃいました^^
keiさんの『つぶやき』の数々、とっても興味をもって拝見させて頂いています(まだ途中ですが・・w)
大好きなsurfingも、今はずっとオアズケで、元気が減ってきています・・・自分の体と上手く付き合っていくのは、難しいですね。